ライトスルー方式とライトバック方式

こんてんつ

基本情報技術者試験向けに、ライトスルー方式とライトバック方式の要点をまとめる。

まとめ

要点

  • 都度、主記憶のデータを更新するのがライトスルー
  • キャッシュメモリが無くなったタイミングで、主記憶のデータを一括して更新するのがライトバック

ライトスルー方式

  • キャッシュと主記憶の一貫性(コヒーレンス)が保たれる。
  • コヒーレンスを保つ特別な制御は必要ない
  • 特別な制御がいらないので、簡単な回路構成
  • 都度、主記憶への書き込みが必要なため処理が遅い

ライトバック方式

  • キャッシュメモリのみ更新した状態を維持し、キャッシュメモリの容量が無くなったタイミングで主記憶のデータを反映する。
  • キャッシュメモリから当該データが追い出されるときに、主記憶のデータの変更を行う。
  • プロセッサから主記憶への書き込み頻度を減らせる
  • コヒーレンスを保つ特別な制御が必要
  • 毎回、主記憶への書き込みが不要なため処理が速い