ITパスポート、基本情報技術者試験で問われる離散数学の基本と例題
こんてんつ
ITパスポート、基本情報技術者試験で問われる離散数学の基本と、例題を列挙した。
- 基数変換
- 論理シフト、算術シフト
- 過去問例題集
基礎
基数変換
論理シフト、算術シフト
- 論理シフト : 符号を考慮せず、2進数のビット列を左右にずらす。空いたビット列には0を入れる。
- 算術シフト : 符号を考慮して、2進数のビット列を左右にずらす。左にずらす場合、符号ビットは動かさない。右にずらす場合、空いた場所には符号ビットと同じ値を入れる。
算術シフトで1左にずらすことは、2を掛けることを意味する。算術シフトで1右にずらすことは、2で割ることを意味する(切り上げ)。
過去問例題集
H27S
- は?
まず、
と置く。
であり、
となる。
H26A
- 16進数における0.1を、10進数の分数で表すといくつか?
- 16進数における0.01を、10進数の分数で表すといくつか?
- 16進数における0.02を、10進数の分数で表すといくつか?
- 16進数における0.05を、10進数の分数で表すといくつか?
それぞれ、次のようになる。
H26A
- 11進数で55500を10進数に変換するといくつか?
11進数の値×重みで求める。
H26S
2進小数は10進小数で次のように表す。
これの組み合わせで表現できるか否かで判断する。
例えば、
もしくは、愚直にたすき算にて10進小数→2進小数と表してみて判断する。
H24S
- 10進数における0.3を、8進数で表すといくつか?
- 10進数における0.4を、8進数で表すといくつか?
- 10進数における0.5を、8進数で表すといくつか?
たすき算にて求める。
となる。
H24A
- を右に2ビット算術シフトせよ。
右にシフトした後、空いた場所には符号ビットと同じ値を入れる
の様になる。
- は?
まず、
と置く。
であり、
となる。
H24S
- を3倍せよ。
1ビットだけ左にシフト(×2)してできるビット列に対して元のビット列の加算(+1)するという処理を組み合わせることで、3倍にする演算を行う。